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土地探し・購入する上で知っておくべきポイント
2019.08.06
家を建てるためにはまず土地が必要になります。土地を購入しようと思った時に、「建築条件付き宅地」や「建築条件付き土地」というのを見たことはありませんか? この記事では意外と知られていない建築条件付き宅地について詳しく紹介していきたいと思います。
そもそも「建築条件付き宅地」ってどういうもの?
建築条件付土地取引(けんちくじょうけんつきとちとりひき)とは、所有する土地を販売するに当たり、土地購入者との間において、指定する建設業者との間に、土地に建築する建物について一定期間内に建築請負契約が成立することを条件として売買される土地の建築請負契約の相手方となる者を制限しない場合を含む取引である。
建築条件付き土地についてわかりやすく説明すると、あらかじめ建築する工務店やハウスメーカーが指定された土地ということです。
つまり、その土地を購入した方は、指定された工務店やハウスメーカー以外の会社で家を建てることができないということです。
幅広い住宅メーカーから建築する会社を選びたいという人にとってはデメリットに感じる建築条件付き宅地分譲ですが、実はあまり知られていないメリットが多くあります。
意外な出費も!?土地を購入してからかかる費用
これから家を建てる土地を探そうと思っている人は、土地探しというのが初めての経験だと思います。
土地探しを経験したことがある人ならわかると思いますが、土地を購入した場合、実際に建物が建てるようになるまでに意外と費用がかかる場合があります。
代表的なものを挙げてみると
・地盤調査費用
・地盤改良費用
・仲介手数料
・境界ブロック費用
・上下水道引込費用
などが挙げられます。
このように土地を購入してから購入価格のほかに、実際に家を建てようとすると必要になってくる費用があります。土地自体は安く購入することができたけど、あとから思わぬ費用がかかったという声も少なくありません。
その代表的なものが地盤調査費用と地盤改良費用です。
家を建てるには、強固な地盤が必要になります。実は固そうな地盤の土地でも地盤調査を行うと地盤が軟弱で改良工事が必要になる場合があります。この場合、地盤改良費用は追加で買主が負担しなければなりません。大規模な地盤改良となると、改良工事の費用も数十万円から百万円以上かかることも珍しくありません。
初めての土地探しには「建築条件付き宅地」がおすすめ
土地を購入してから地盤調査費用や地盤改良費用など様々な費用がかかる可能性があるということは説明した通りです。これでは予算通りの土地を探すことができても、最終的にトータルで費用を予測することが難しくなります。
そこでおすすめしたいのが「建築条件付き宅地」です。建築条件付き宅地の場合、地盤調査費用と地盤改良費用が土地価格に含まれている場合が多く、土地を購入してから追加で費用がかかるリスクを抑えることが可能です。また建築条件付き宅地の場合は、ハウスメーカーや工務店が売主になっている場合がほとんどで、仲介手数料も節約することが可能です。
このことから、初めての家づくりのための土地探しという点では、「建築条件付き宅地」というのは安心できる選択です。