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くるりと回すと、美しい模様が目の前に広がり、回すごとにさまざまな形に変わる万華鏡。子供の頃、千代紙やビーズの入った簡単な万華鏡で遊んだ人も多いことでしょう。しかし現在では万華鏡は進化し、光と色の芸術品として認められています。幻想的な美の世界に漂ってみませんか。
- ■万華鏡の歴史
- 万華鏡は、簡単にいえば鏡を利用して、筒の中に反復する模様を作り出すものです。その歴史は1816年にスコットランドの物理学者デヴィッド・ブリュースターが光学研究の最中に偶然発明したことから始まりました。英語ではKaleidoscopeと呼ばれますが、ギリシャ語のkalos(=美しい)、 Eidos(=形)、Scope(=見るもの)からの造語です。
江戸時代の後期の日本にも、発明されてわずか数年後に輸入され、「紅毛渡り更紗眼鏡」、「錦めがね」などと呼ばれ、人気を博したそうです。
- ■万華鏡の種類
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オブジェクトを入れたケースの種類によって、いくつかのタイプに分かれます。
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チェンバータイプ
・・・一般的な形でケースを筒に取付けます。
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ワンドタイプ
・・・棒状のガラス管などの容器にセットし、筒の先端に取付けたもの。
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ホイールタイプ
・・・回転する車輪のようなケースを使ったものなどがあります。
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テレイドタイプ
・・・先端は球でまわりの景色や物を映し出します。
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小さい頃折り紙を切って万華鏡を作ったこともあるかもしれませんね。自分だけの万華鏡を作ってみませんか。
材料
筒・ミラー3枚・オブジェクトケース・
オブジェクト・スポンジテープ・
黒のビニールテープ・グリセリン・
筒とケースを留める接着剤
手順(スリーミラーの場合)
①ミラーを組み立てる
②ミラーを筒に入れる
③筒の目穴を板でふさぐ
④オブジェクトケースにオブジェクトを入れる
⑤グリセリン液を8分目ほどいれ、フタをする
⑥筒にケースを取付けて完成
※筒の回りに粘土を貼り付けたり、布を巻いたりするなど工夫して好きな造形ができます。

■注意点
- 万華鏡の保管は直射日光が当たるところ、湿気が多いところは避けましょう。特にオイルタイプの場合は高温になるとオイル漏れの原因になることもあるので、注意しましょう。
- 万華鏡を振って見ることは絶対に避けましょう。振ってしまうと、中のオブジェクトがぶつかって壊れたり、欠けたりすることも。また中の鏡がズレてしまうこともありますので、優しく扱ってください。
万華鏡は組み合わせる鏡の枚数や形状の違いにより、その見え方も変わります。
どんな鏡の形がどのような映像を作るのかをご紹介します。
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- スリーミラー(正三角形)
- 3枚の鏡で作る一番オーソドックスなタイプ。パターンの繰り返しが無限に広がります。

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- テーパードミラー
- 3枚の鏡が先細りに組合わせて使います。中央に立体的な球体模様を作ります。

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- フォーミラー
- 4枚の鏡を使います。四角い模様の連続パターンが広がります。

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- ツーミラー
- 2枚の鏡と光を反射しない1枚で三角柱に組みます。画面の中心に花が咲いたようなイメージの映像です。

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- ツインミラー
- ツーミラーを2つ組み合わせて、焦点が2つある複雑な模様を作ります。

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- スリーミラー(二等辺三角形)
- 3枚の鏡を二等辺三角形に組み合わせたもの。

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- サークルミラー
- 筒状の鏡を使うと、周りに渦巻き模様が広がります。

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- スリーミラー(直角三角形)
- 3枚の鏡を直角に組むと、規則正しい繰り返しの映像が見られます。

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- テーパードミラー(ランダム)
- ランダムにカットした鏡を先細りに組み合わせます。コンペイトウのような映像に。




