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手作りの器で、暮らしを彩る

手作りの器で、
暮らしを彩る

土と火で作り上げられる芸術品、陶器。手作りの器の持つ温かさは、心を豊かにしてくれますね。自分で器が作れたら、楽しさはもっと広がりますよ。難しく考えずに、お皿やお碗を自分で作ってみませんか。

世界にひとつのオリジナル

土の種類、釉薬(ゆうやく)、そして温度などさまざまな条件によって、焼き上がりが微妙に変わっていくのが焼き物です。土と炎の出会いが奇跡的に作り出す作品といえます。二度と同じものは出来ないのですが、それこそが陶芸の楽しみといえるでしょう。世界にたったひとつしかない、本当のオリジナル作品となるのです。

陶器の作り方

焼き物は、次のような手順で作られています。土から少しずつ形にしていき、絵や模様を描いたりしながら、自分の思いどおりのものを作っていきます。

陶器の作り方陶器の作り方

陶器の豆知識陶器の豆知識

難しく考えず、楽しく取組める陶芸ですが、奥は深いものです。少しだけ豆知識を抑えておきましょう。あとは自分の感性にまかせて、どんどん創造していきましょう。

■土の種類

陶器を作るための粘土は全国で作られています。その土地の風土の違いにより、味わいが異なります。鉄分が多いもの、少ないもの。粘りの多いもの、少ないものなどさまざま。同じ粘土でも、焼き方によって、色が変わります。色々な粘土で試すのも楽しいですね。

■日本六古窯(ろくこよう)

日本六古窯といわれるのは、瀬戸焼、常滑焼、越前焼、信楽焼、丹波焼、備前焼の6つです。中世から現在まで生産されている日本を代表する窯といえます。なかでも鎌倉時代に初めて釉薬をかけた陶器を大量に焼くようになったのが瀬戸地域でした。陶磁器全般を瀬戸物というのはここからきています。

■陶器と磁器の違い

ひとことで「焼き物」といいますが、陶器と磁器は、使う土が違います。陶器は粘土、磁器は陶石という岩石が原料となります。そのため、色が白いのが特徴です。また陶器は焼成温度も低く、土の色合いが残る温かい風合いが魅力。磁器は焼成温度が高めで、色が白く硬いのが特徴です。簡単に調べるには、叩いてみることです。高い音が出るのが磁器、鈍い音がするのが陶器です。白くて薄い磁器も美しいですが、陶器ならではの、ぽってりとした厚みの器は、温もりや優しさが伝わってきます。

■釉薬(ゆうやく)は奥が深い

釉薬とは焼き物の表面にかける液体です。1000℃以上の高温で焼くと、表面がガラス状にコーティングされます。表面がなめらかになり、水がもれにくくなるという実用面と、色や模様をつけるという装飾的な目的もあります。石や灰などを原料に作られる液体ですが、焼く温度や、かけ方などでさまざまな仕上がりが期待できるので、どんな風に焼き上がるのか、わくわくするのも焼き物の楽しみです。

■窯の話

焼き物というと、昔ながらの薪を焚く薪釜を想像しますが、利便性などの点から現在は、電気やガス、灯油などを使う窯が主流で、家庭用のコンパクトなものも販売されています。しかし薪窯には、ほかの燃料では出せない窯変(ようへん)という、思いもかけない変化が起こりやすく、神秘的な魅力があるようです。

神戸観光壁紙写真集

丹波焼きで有名な陶の郷・立杭の山の斜面に築かれた全長47メートルの登り窯は1895年(明治28年)に作られたもので、現存する登り窯としては立杭最古の登り窯です。

神戸観光壁紙写真集

■使って生きる器

自分が作った器は、飾ってよし、使ってよし。どんな料理をいれようか考えるのも楽しみです。これにはこれ、と決めつけないで、洋風料理やケーキなどにもどんどん使ってみましょう。花瓶には、山野草が似合いますね。お酒も酒器にいれるとグンとおしゃれです。ぐい呑みも、形やサイズを少しずつ変えて色々なタイプを作ってみるのもよいですね。その時の気分に合わせたり、お客様に好みのものを選んでもらったりすると、話も弾みそうです。