
お手入れマニュアル

住まいの顔である玄関をキレイに!
〈玄関まわり編〉
住まいの顔とも言える玄関まわりは、いつもキレイにしておきたいもの。でも出入りする場所なのでどうして泥やホコリなどが溜まりやすくなってしまいます。ドアや床タイルなどさまざまな素材で構成されている玄関のお手入れ方法を紹介します。

Chapter.1玄関ドア
●木製ドア
木製のドアは経年変化で味わいがでてきますが、雨や陽射しに弱く、シミや歪みがでやすくなります。ある程度表面の加工がされていますが、日頃から表面が傷つかないように乾拭きするよう心がけ、ホコリやゴミを取り除きましょう。手すりも意外に汚れやすいので固く絞った雑巾で、ホコリや砂などを拭き取ります。
お手入れ方法
月に1回程度、ワックス掛けをしましょう。塗りすぎやムラを防ぐために柔らかい布にワックスを少量とり、ドア全体に擦り込むように塗ります。雨の影響を受けやすいドア下の部分は特に念入りやっておきます。
●アルミ製ドア
アルミは比較的腐食しにくい材質ですが、砂やホコリ、塩分がついたまま放置すると腐食が発生することもあります。こまめ掃除し、ホコリやゴミを溜めないようにしましょう。 少なくとも1年に1~2回程度のお手入れをしましょう。
お手入れ方法
- ●表面についた砂やホコリを丁寧に取り除きます。隅の清掃には歯ブラシを利用すると便利です。
- ●水で濡らした柔らかい布まはたスポンジで全体の汚れを拭き取ります。特に汚れがひどい時は中性洗剤を薄めた液で汚れを落とし、水洗いします。
- ●最後はかたく絞った柔らかい布かまたはスポンジで全体を拭き取ります。
●鋼板ドア
鋼板ドアは腐食に弱い性質があるため、表面についた汚れは早めに落とすようにしましょう。できれば1ヶ月に1回程度はお手入れをすることをおすすめします。
お手入れ方法
流水をかけながら柔らかい布を用いて汚れを洗い流します。流水などで汚れが除去できない場合は、中性洗剤を5~10%程度に薄め、柔らかい布に含ませ汚れた部分を拭きとってください。最後は必ず柔らかい布で乾拭きしてしっかり水を拭き取りましょう。

Chapter.2床タイル
●ふだんのお手入れ
砂ボコリがたまりやすいので、こまめにホウキではくようにしましょう。
●汚れが目立つとき
汚れが目立ったり、部分的に泥汚れがついている場合は、床材の表面の形状によって手入れ法が変わります。
表面が比較的平らなもの
水で濡らした雑巾をよく絞ってから、拭きながら汚れを落とします。
少し凹凸のある場合
凹凸があって雑巾がひっかかるような表面の場合は、水をかけてたわしかデッキブラシでこすり洗いをしましょう。
ポイント
洗浄したら、汚れた水はきれいに拭き取ります。そのまま放置すると汚れが再付着してしまいます。
●落ちにくい汚れのとき
水だけでは落ちない場合は、中性洗剤を水に薄めて使いましょう。それでも落ちない頑固な汚れにはメラミンスポンジを使うのも効果があります。

また玄関ドアは、鍵穴やドアノブの掃除も忘れずに。鍵穴がひっかかるようなら、鍵穴用パウダー潤滑剤などもあるので利用してもよいでしょう。
サビが発生したら、目の細かい紙やすりなどでサビを完全に落とし、市販のスプレー式ラッカーを吹き付けましょう。