お手入れマニュアル

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雨、風、光から住まいを守る!〈外壁編〉

雨、風、光から住まいを守る!
〈外壁編〉

外壁は住まいを雨、風、光から守ると同時に、外観のイメージづくりにも大きな役割を果たします。定期的に手入れをしていつも美しく保ちたいものですね。素材別にお手入れ法を紹介します。

モルタル

雨水や泥の跳ね上がり汚れは、ブラシを使って水洗いしましょう。キッチン換気フードの周囲は薄めた中性洗剤などを使い、こまめに洗い流しましょう。

薄めた洗剤などで洗い流します。点検して壁の亀裂などをみつけたら、変成シリコンのコーキング材を注入するなどの対応が必要です。

板張り

味わいのある板張りは、オイルステイン塗りの場合は、褪色したと感じたら塗り替えます。オイルペイントの場合は4〜5年ごとに塗り替えます。

タイル

タイルは耐久性・耐火性、防水性に優れており、劣化しにくいのがメリット。基本的にほとんどお手入れする必要はありません。気になる雨水や泥はねなどの汚れをブラシなどで水洗いするだけでよいでしょう。タイル自体はほとんど劣化しませんが、目地の部分が汚れたり劣化するので時々はチェックしてみましょう。

サイディング

サイディングには窯業・ALC系と金属系があります。どちらも丈夫な外壁で、ボード状になったものをシーリング材でつないでいきます。

●窯業・ALC系サイディング

防汚性・防水性に優れているので、ふだんのお手入れは水洗い、または食器洗い用洗剤などを用いてブラシで水洗いします。高圧洗浄やスチーム洗浄は、サイディングの塗装やシーリング目地を傷めるのでやめましょう。

●金属系サイディング

金属系サイディングは高い断熱性能と防音性があり、耐水性や耐久性にもすぐれています。金属系サイディングは年に1~2回ほど水洗いをしましょう。特に軒下、ひさし、出窓下などに汚れが付着しがちです。
水洗いは、ブラシやスポンジを使いますが、ワイヤーブラシ、ナイロンブラシなどは避けましょう。表面が傷つき、腐食を招く原因となります。汚れがひどい場合は中性洗剤を含ませた布で表面の汚れを拭き取り、水洗いをした後、乾いた布で水分を拭き取ります。

高い場所の手入れをする場合は
転倒・転落などに注意しましょう