
お手入れマニュアル

夏場はキッチンのお掃除がおすすめ
〈キッチン編〉
気温・湿度が上がる夏場はキッチンのお掃除がおすすめ。キッチンは水と油を使うので、家中で一番汚れやすいところといえるかもしれません。 水汚れの特徴と油汚れの特徴を知って、上手にお手入れをしましょう。

◎普段のお手入れ
キッチンはワークトップと水栓金具、シンク、コンロやIH、レンジフードや壁など、素材もさまざまなです。 汚れの種類と場所によって、洗剤と道具を使い分けるのがキッチンのお手入れのコツです。

毎日
水滴は日が経つと乾燥して除去しにくい水アカとなるので、できるだけ毎日水滴を拭き取って予防しましょう。 油汚れは、時間が経つにつれ、固く落としにくくなります。その日のうちに拭き取っておくのがこびりつかせないコツです。
週に一度食器洗い乾燥機
食器洗い乾燥機は、週に一度はカゴや回転ノズルを外してスポンジを使って水洗いしましょう。庫内は固くしぼった布で水拭きします。タンクの縁は汚れがつきやすいので、拭き掃除をしましょう。

月に一度
ガスを使っている場合は、ゴトクに汚れがこびりついています。またレンジフードのベタベタ汚れも月一度くらいのお手入れが必要です。
- ●ゴトク
- コンロから外して、中性洗剤に漬け、しばらくおいてから歯ブラシなどでこすり洗いをします。
- ●レンジフード
- 掃除をする前に電源を切って取りかかりましょう。
- ●フード部分
- 中性洗剤を布につけて汚れを拭き取ります。その後水拭きをして最後は乾拭きで仕上げます。
- ●フィルター
- 中性洗剤をお湯で薄め、漬け置き洗いを。汚れが浮いてきたら、歯ブラシなどでこすってぬるま湯で洗い流して乾かします。
- ●羽根
- 取り外して中性洗剤を付けたキッチンペーパーを貼付け、1時間くらい置いておきます。その後、ぬるま湯で洗い流します。
◎場所別お手入れ
- ●ワークトップや水栓金具
- 水拭きで汚れを落とします。
- ●シンク
- 汚れを洗い流し、水滴も拭き取っておきます。
- ●コンロやIH
- 余熱が残っているうちに拭き取っておきます。
- ●レンジフード、壁
- 調理中についた油や蒸気などの汚れを拭き取ります。

◎汚れの種類別お手入れ
〈水回り〉
- もらいさび
- クリームクレンザーで表面にキズをつけないように、こすり落とします。
- サビ
- 食塩、醤油、梅干しなど、塩分の強いものをこぼした場合にできやすいので、すぐに拭き取って予防します。
- 食品汚れ
- すぐ拭き取ります。残ってしまった場合はクリームクレンザーを使って落とします。
- 水あか
- 軽い水あかは、台所用中性洗剤とスポンジで落ちます。洗剤が残らないように、洗い流しておきます。時間が経つと除去するのが難しくなるので、まめにから拭きして予防するのが一番です。
- ヌメリ
- 台所用中性洗剤で落としますが、落ちなかった場合は、弱アルカリ性洗剤をかけ、しばらくしてから水で洗い流します。
〈火回り〉
- 調理汚れ
- 薄めた台所用中性洗剤を含ませたスポンジか柔らかい布で拭きとり、水拭き、から拭きの順で仕上げます。
- こげつき
- 汚れをヘラなどでこそげ落とし、ゴトクやグリルなどの取り外せるものは漬け置き、取り外せないものは湿布で落とします。
- 油汚れ
- お湯で薄めた台所用中性洗剤を含ませたスポンジで拭き取り、水拭き、から拭きの順で仕上げます。細かいところは歯ブラシを使います。
- 油のこびりつき
- 汚れをヘラなどでこそげ落とし、フィルターなどの取り外せるものは溶かした洗剤に漬け置き、取り外せないものは洗剤を含ませたキッチンペーパーを湿布して落とします。